なぜ自分自身と会話をすると速く走れるようになるのか教えます

ど~も、ど~も、つぶやき四郎に弟子入りしたい神保貴雄(@minamiuonuma)です。
あなたはランニング中にどんなことを考えていますか?
走っている間も様々な思考が浮かんでは消え……消えては浮かびますよね。
今日はこの思考を「つぶやき」と呼んで、このつぶやきをコントロールできるようになると、速く走れちゃいますよ!というお話です。
つぶやきには実際に口に出すタイプと、心の中だけのつぶやきの2種類がありますが、今日取り上げたいのは『心の中だけのつぶやき』です。
例えば…ジンボ
- 「きついなぁ、しんどいなぁ」
- 「ちょっとペース上げようかな」
- 「あと2kmでゴールだ!」
ランナーならこんなつぶやきをした経験が一度はあるかと思います。
つぶやきは「環境や状況によって変化する」という特性があるということをご存知でしょうか?
今日は、そんな奥深い「つぶやき」の世界に、あなたを誘います(ニヤリ)。
例えば…
遠くからこちらに向かって救急車のサイレンの音が聞こえてきたとします。
あなたなら心の中でどんなつぶやきをするでしょうか?
- 「うるさいな!」というつぶやきが心の中に浮かぶ人
- 「なにがあったんだろう…」というつぶやきが心の中に浮かぶ人
- 「……ん、なんか鳴ってるなぁ」と、まったく気にならない人
いろいろあるかと思います。
これもおもしろいもので、その人の置かれた状況によって心のつぶやきも変わります。
例えば、あなたが試験勉強をしていた時にサイレンが聞こえたら「うるさくて集中できない!!」と考えそうですよね。
例えば、あなたの家の隣に高齢者が住んでいたとしたら、そのお家の人が具合が悪くなって救急車を呼んだんじゃないか…と心配になりますよね。
例えば、あなたがスマホゲームに集中している時にサイレンが鳴ったとしても、ほとんど気にならないのではないでしょうか?
このように、まったく同じ『サイレンが聞こえる』という状況ですが、あなたの置かれた状況によって『聞こえ方』が変わります。
おわかりいただけますでしょうか?ジンボ
感情と行動
ここで一番面白いのは、この小さな小さなつぶやきがあなたの「感情と行動」に大きく影響を与える…ということなんです。
さきほどの例で説明してみましょうジンボ
サイレンが聞こえてきた→試験勉強中だ(状況)→うるさくて集中できない(つぶやき・怒りの感情)→ヘッドフォンをする(行動)
サイレンが聞こえてきた→隣に高齢者が住んでいる(状況)→具合が悪くなったんじゃないか?(つぶやき・心配の感情)→外に出て見に行く(行動)
サイレンが聞こえてきた→スマホゲームに夢中(状況)→クソッ!なかなかボスが手強いぜ(つぶやき・無関心の感情)→スマホゲームにさらに熱中(行動)
つぶやき→セルフトーク
このようにその人が置かれた環境や状況…その見方によってつぶやきは変わります。
そしてそのつぶやきが、その後の感情や行動に影響を与えます。
たったひとつの心の中でのつぶやきがあなたの感情や行動に影響を与えます。
ということは…つぶやきを感じることで感情や行動をコントロールできるようになるのです。
無意識で行うつぶやきは単なる「つぶやき」ですがそれを意識的に行うと『セルフトーク』になります。
長くなりましたが、つぶやきをコントロールしてセルフトークをマスターすればランニングの時にも使えますよ~ということです。
セルフコントロールを身に付ける
例えばフルマラソンでよく使われる『30kmの壁』という言葉があります。
一見、普通に考えれば「30kmからがハンパなくきつい」ということを『壁』に例えた文言ということになります。
まぁ、現実的にもかなりきついのですが(ニヤリ)。
「30km…まだまだだな」
というつぶやきが30km地点で頭の中に浮かんだとします。
この最初に浮かぶ、つぶやきをコントロールするのは非常に難しいんですね。
このままいくと次のつぶやきは…
- 「きっついわ~」
- 「しんどい…」
- 「完走できるかな」
こんな感じになりそうな予感たっぷりですよね。
最初に浮かんだ「30km…まだまだだな」という、つぶやきはサラッと流して、次の言葉を意識してコントロールします。
- 「いや、あと12kmだ!絶対にいける」
- 「30kmまで来たんだから完走まちがいなし!」
- 「ここからが練習の見せ所だぜ!!」
とセルフトークをしてみます。
そうすると心がフッと軽くなるんですよね~。
心が軽くなるとカラダもそれに反応してくれます。
これがセルフトークによるセルフコントロールです。
つぶやき→キャッチ→トーク
最初、慣れるまではまず「つぶやき」を感じるところから始めてみましょう。
- 「暑いな~」
- 「気持ちいいな」
- 「美味しい!」
とか、日常生活の中でも頻繁につぶやいているはずなんです。
まずはそのつぶやきをキャッチする力を身に付けてみましょう!
それができるようになったら『トーク(会話)』に進化させればOKなのですが…。
かなり長くなったので、また別の機会に紹介しますねジンボ
さいごに……
究極、ランニングって「セルフコントロール力」を競うスポーツだと思うんですよね。
そういう視点から考えると、まだまだ伸びしろがある気がしてきませんか??
心頭滅却すれば火もまた涼し!ってやつです。
フォローしてもらえると、できたてホヤホヤの記事があなたのもとへ!
関連記事 - Related Posts -
-
2017/01/25
-
【メンタルコーチ荒木香織さん】から学ぶルーティンの効果について
-
2018/03/18
-
ランニング初心者へ…トレーニング中にトラブルがあった際の思考法
最新記事 - New Posts -
-
2019/01/09
-
2012【ウルトラトレイルマウントフジ】STYの装備がこちら…
-
2018/09/07
-
【スーパーフィートカーボン】superfeetブラックとの違いを徹底検証してみた
-
2018/09/04
-
腸脛靭帯炎など故障が多いランナーがトレーニング日誌を付けるべき5つの理由
-
2018/03/23
-
2012【十日町新雪マラソン】一番冷たくなったのは、まさかのアソコ!